HSPアロマセラピストの香りある暮らし

最近話題のHSP。5人に1人の敏感な心の持ち主、人一倍感じる力が強い気質の目線から香りと日常の暮らしをゆったりとお伝えします。

醤油の香り

烏丸今出川にあるお醤油屋さん、澤井商店に行ってきました。京町屋の風情を残す店構え。京格子に虫籠窓そして大きな京もろみの看板。
京都市と国から景観重要建造物に指定されていてひときわ目をひきます。店内の大きな杉樽に圧倒されます。
そもそも調味料はスーパーの安売りでしか買いませんでした。
こういった専門店で買ってみようと思ったのは、子供が成人し、家で食事をする機会が減り、夕食が二人だけ……の回数が増え、二人だとお米を炊く量、おかずの量も少なくなってきたので専門店の少量サイズを試してみようということからでした。
何を買っていいかわからず、お店一推しのだし醤油を自宅用に。息子夫婦に選べるミニ3点セットを買いました。
鞍馬口散策の後、今出川まで歩き、お店に近づいてくると何とも言えない香ばしい香り。
醤油には300種類以上の香り成分が含まれていています。醤油作りに欠かせないのが酵母菌。
アロマでもよく知られるフルーティでフローラルな香り成分のエステル類を含んでいるのに驚き!醤油に華やかな香りを加えているそうです。
鞍馬口のゴルコンダさんで香りの歴史を振り返り、今出川の澤井商店さんでは醤油の香りを引き立てる成分がアロマに共通することなど、私の知らない香りの世界の奥深さを知る散策になりました。船岡温泉が時間外だったのが残念でした。