HSPアロマセラピストの香りある暮らし

最近話題のHSP。5人に1人の敏感な心の持ち主、人一倍感じる力が強い気質の目線から香りと日常の暮らしをゆったりとお伝えします。

森を守るために私たちが出来ること


7月4日、日本てならい堂さんとグリーンピースジャパンさんのコラボ企画、
六月八日と初めての森の香りのワークショップ」にオンライン参加してきました。


前半はグリーンピースジャパンの「森林破壊と感染症の関連性を考える」というテーマで世界の森林伐採の現状の説明を聞きました。
世界の森林エリアを4つに分け、北方林(ユーラシア大陸、北アメリカ大陸の亜寒帯林
)、アマゾン、コンゴ、インドネシアの各エリアでの森林伐採の目的は地域によって様々でした。


北方林 木材、パルプ、紙製品の生産のために伐採。
アマゾン 工業型畜産のために伐採
コンゴ 違法伐採、農地拡大のため。
インドネシア パームオイル伐採。


世界で失われている森林はどれくらいか?との質問。
A. サッカー場1つ分が3秒ごとに失われているのと同じ。
B. サッカー場1つ分が3分ごとに失われているのと同じ。
C. サッカー場1つ分が3時間ごとに失われているのと同じ。


答えは A の3秒ごとに失われている   のだそうです。(見事に外しました)


感染症や疫病蔓延の関連を考えると生態系への影響が考えられます。


こんな調子で森林伐採が進行すると通常は野生生物の間でのみ発生する感染症が人間にまで広まってしまう。人間が森林環境を破壊して生物のすみかを多く奪うほど、感染症の流行が発生する状況を作り出してしまうと言われるのも今回のコロナウイルスは環境問題に深入りしていなかった私でも改めて考えさせられる出来事に感じました。


環境問題は勉強不足で改めて資料を調べたりしてクリーンピースさんが伝えたかったことを自分なりに理解し、次に何が出来るか考えてみました。

私が日本産精油を知るようになったのは日本の各地の木、葉、果実、野菜などを育てる生産者さんが、植物から派生する商品を販売し、事業としての採算を摂っていることを雑誌で知ったのがきっかけです。
六月八日の社長さんのお話で日本は国土の70~80%が森林で生態系も豊かであるが、現状、森が忘れられているとのこと。なぜなら輸入に頼るようになり、日本林業の採算性がなくなってきたので持続循環型の森を取り戻す活動をしないといけない。とおっしゃっていた。
そんな中、林野庁が日本の美しい森林の再生を願って「植える、育てる、収穫する、上手に使う」という取り組みが行われている。
それでは世界の森を守るために私たちが出来ること(丁寧で充実した心穏やかな暮らしをするために出来ること)は何か?


アロマセラピストとして言えること。覚悟を持って林業を世代を超えて引き継いでいく生産者さんに比べたら微力かもしれないが、彼らを応援することが香りを伝えるものとして幸せに感じることが出来る。もっと日本の香りを世界に広めて行きたい。

九州の森の恵み。

朝活用にヒノキ枝葉と夏ミカンをベースにブレンドしました。